【SCAG】2章 - データ処理
スマートクライアントアーキテクチャ設計ガイド
Chapter 2 - Handling Data
・データ型
・データのキャッシュ
・データの同期
・ADO.NETデータセットを利用したデータ管理
・Windowsフォームデータバインディング
・まとめ
スマートクライアントでは、アプリケーションデータをクライアント上で利用することができる。スマートクライアントが有効に機能するには、データが有効で、一貫性があり、安全かどうかを確かめるために適切に管理されていることが必要不可欠である。
サーバーサイドアプリケーションによって(Webサービスを通して等により)アプリケーションデータをクライアントに提供することができるし、そうでなければアプリケーション自身が自分のローカルデータを使うこともできる。サーバーアプリケーションによってデータが提供されれば、スマートクライアントアプリケーションはパフォーマンス向上のために、又はオフラインで利用可能にするためにデータをキャッシュに格納するかもしれない。この場合、クライアントアプリケーションがサーバーに対して古くなったデータをどのように処理するのか決定する必要がある。
スマートクライアントアプリケーションがローカル上でデータを修正する機能を提供する場合、クライアントの変更は後でサーバーサイドアプリケーションと同期を取らなければならない。この場合、データの衝突をクライアントアプリケーションがどのように処理するのか、どのようにサーバーに送信する必要がある変更履歴を保持するのかを決定しなければならない。
あなたはスマートクライアントアプリケーションの設計時に上記の問題と他の多くの問題について十分に検討する必要がある。本章では、以下を含むクライアント上のデータ処理についての様々な検討材料を検証する。
* データ型
* データのキャッシュ
* データの同期
* ADO.NETデータセットを利用したデータ管理
* Windowsフォームデータバインディング
データ処理に関する他の多くの問題は本章では論じられない。特に、データ処理に関するセキュリティの問題は「第5章:セキュリティ条件」で、オフラインに関する検討は「第4章:不定期に接続されるスマートクライアント」で論じることとする。