【通信】0AB-J
一般家庭に置いてある昔ながらの電話には0から始まる10桁の数字が割り当てられています。東京ならば、「03-xxxx-xxxx」ですよね。この電話番号の形式を「0AB~J」と表記することがあります。
アルファベット1文字は0~9の任意の数字1つを表しており、さらにアルファベットの個数は桁数を表しています。A~JだとABCDEFGHIJとアルファベットが10個ありますが「I」は数字の「1」と混同するので用いられません。つまり、「AB~J」はABCDEFGHJの9桁を示しています。
電話番号を電話に割り当てるには総務省の許可が必要です。特にこの「0AB-J」の電話番号を割り当てるには、以下の5つの条件を満たす必要があります。
(1) アクセス回線を直接収容し,そのための設備を自前で用意する
(2) 固定電話並みの通話品質と安定性を確保する
(3) 電話番号と発信場所を対応させる
(4) 確実な番号需要に基づいた事業計画を提出する
(5) 加入電話を置き換える場合は,緊急通報に対応する
各家庭に普及している加入電話(NTTが提供している昔ながらの電話)はもちろんこの条件を満たしていますが、IP電話などの加入電話以外の電話であっても上記の条件を満たせば、「0AB-J」の番号を割り当てることができるようになっています。
ただし、IP電話にとって上記は厳しい条件となります。(2)では固定電話並みの高い通話品質(クラスA)を保たなければなりません。(3)では電話番号と発信場所を対応させなければならないのでSkypeのような位置が特定できない電話は条件を満たせません。(5)では110番/119番などの緊急通報が確実にできるようにしなければなりません。
IP電話のうち、「0AB-J」が割り当てられたIP電話を「第一電話(プライマリ電話)」、条件を満たせない従来の050から始まるIP電話を「第二電話(セカンダリ電話)」と呼んで区別することもあります。
普段何気なく使っている「0AB-J」の電話番号は、厳しい条件に合格し信頼性が保障されている電話の証なのです。
【参考資料】
0AB-J ゼロエービージェーとは: - IT用語辞典バイナリ -
「0AB-J」番号:ITPro
IP電話 - Wilipedia -